JJJの「the light tour live film」が地元・川崎に戻り、11月30日にCLUB CITTA’、12月3日にCINECITTA’ CINE10で上映される。日本のヒップホップを聴く人にとって、同じ音楽を異なる空間で捉え直す機会になりそうだ。ただし、まず区別したいのはライブ映像の上映であること。主催情報には出演者の登壇はないと明記されており、新たなコンサートや交流イベントとして購入するものではない。
「the light tour live film」の公式ビジュアルに川崎2公演の日程が記されている。 同じ映像を、二つのスタイルで見る 映像は2025年6月19日に東京のKanadevia Hallで行われた公演を記録したもの。Aru-2やStep BrosなどJJJの仲間が集まり、BIM、STUTS、KID FRESINO、KEIJUらも名を連ねる。一度きりの集まりを映像でつなぎ、上映地を川崎にすることで音楽と出身地を再び結び付ける。会場を選ぶ際には、ほかのリスナーと立って見るか、映画館の座席で音と映像に集中するかを考えたい。
11月30日のCLUB CITTA’は18:30開場、19:30開演。オールスタンディング2,800円で、入場時にドリンク代600円が別途必要となり、小学生以上はチケットが必要だ。12月3日のCINECITTA’ CINE10は19:45開場、20:00開演、指定席2,800円。3歳から有料で、3歳未満も席が必要な場合は料金がかかる。いずれも未就学児は入場できるが、年齢による課金条件は異なるため、映画館に前者のルールを当てはめないようにしたい。
3枚のアルバムを、新しい距離から聴く 上映とあわせて、「Yacht Club」「HIKARI」「MAKTUB」のDolby Atmosによる空間オーディオ版がApple Musicで配信されている。オリジナルの発売は、それぞれ2014年11月、2017年2月、2023年5月であり、3枚の新作アルバムが同時に出たわけではない。新たな音像を手がけたのは、長年JJJのミックスに携わってきたD.O.I.とThe Anticipation Illicit Tsuboi。既存の作品を違う形で提示することが今回のニュースだ。
「Yacht Club」は2014年11月発売。現在は空間オーディオ版も配信。 「HIKARI」は2017年2月発売。現在は空間オーディオ版も配信。 聴く際には、馴染みのビート、音の層、声の位置から入り、バージョン間の空間配置を比べてみるとよい。空間オーディオなら必ず大音量、あるいは誰にとっても優れていると決めつける必要はない。体験は再生設定や機器の対応状況にも左右され、アルバム名だけで効果を保証することはできない。繰り返し聴いてきた人にも、伴奏や音同士の距離へ意識を向けることで、人気曲だけを追うのとは違う道が開ける。
先行抽選と一般発売の日程は? オフィシャル先行は抽選制で、受付は日本時間2026年10月23日12:00から11月1日23:59まで。一般発売は11月7日12:00開始予定だ。抽選受付中でも、その場で席が確保されるわけでも当選が保証されるわけでもない。旅行者は結果と会場を確認してから交通や宿泊を手配したい。公式チケット受付ページ を参照でき、CLUB CITTA’公演は会場の正式告知でも確認できる。
今回の情報は二つの具体的な選択に分けられる。川崎でほかのリスナーと公演の記録を見ることと、先に3作の空間オーディオ版で作品を聴き直すことだ。前者には日付、料金、会場ルールがあり、後者はすでに配信されている。両者は補い合うが、上映も同じAtmos仕様だという意味ではない。現在の情報にはその約束がないため、購入時には別々に確認したい。
「MAKTUB」は2023年5月発売。現在は空間オーディオ版も配信。