興収8.72億ドルを叩き出した映画の監督が、続編への参加を選ばない――この事実自体が、どんな宣伝文句よりも注目に値する。ユニバーサル・ピクチャーズとアンブリン・エンターテインメントは、『ジュラシック・ワールド/リバース』を手がけたギャレス・エドワーズ(Gareth Edwards)監督が続編に戻らないことを正式に発表した。公式の理由は双方のクリエイティブな方向性における相違。エドワーズは今後、自身が進めているオリジナル企画に再び時間を注ぐという。

ユニバーサル側の声明は非常に丁寧な言い回しだった:「ギャレスとの『ジュラシック・ワールド/リバース』での仕事は、非常に楽しい時間でした」。この言葉自体には大した情報量はないが、「クリエイティブな方向性の相違」という一文が添えられることで、この降板が円満な計画的なものではなく、どこかで話がまとまらなかったことを示唆している。スタジオ側は既に新監督探しを公式に開始している。

注目すべきは、降板したのは監督のみで、キャスト陣には動きがないという点だ。スカーレット・ヨハンソン(Scarlett Johansson)、ジョナサン・ベイリー(Jonathan Bailey)、マハーシャラ・アリ(Mahershala Ali)の主演3人は、続編にも復帰する可能性が高いとされている。前作の脚本を手がけたデイヴィッド・ケップ(David Koepp)も最新の脚本を既に完成させており、撮影は2027年開始予定。正式なタイトル、ストーリー、公開日はまだ発表されていない。

視野を広げてみれば、『ジュラシック』シリーズはそもそも固定メンバーで支えられてきたブランドではない。これまで7作品が製作される中で、監督や主要キャストは何度も入れ替わってきた。唯一変わらないのは、常に舞台裏でシリーズを支え続けてきたスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg)とフランク・マーシャル(Frank Marshall)という製作の核心だ。エドワーズの降板も、ある意味ではこの「交代の伝統」が再び繰り返されただけとも言える。ただ今回は、シリーズに新たな章を切り開き、興収でも見事な結果を叩き出した作品――北米約3.4億ドル、全世界8.72億ドル――の直後に起きたという点が異なる。ヒットと続投は決して同じものではない。この続編が次に見つけるべきは、スタジオと同じクリエイティブな方向性に立てる人物だろう。

興収8.72億ドルでも引き留められず:ギャレス・エドワーズ、『ジュラシック・ワールド』続編から降板