シルエットに映るあのKeybladeは見覚えがあるものの、それを握る人物についてファンの間で議論が巻き起こっている。ディズニーは最新のD23ファンイベントで、『Kingdom Hearts』を原作としたアニメ作品の制作を発表し、Disney+とDisney Channelで「近日公開」予定だとした。公式が公開したティザー映像には1人のキャラクターのシルエットのみが映っており、多くのファンはひと目見てそれがゲームシリーズの主人公Soraではないと感じたようだ。
ディズニーは現時点でアニメの詳細な設定、話数、放送時期については公表しておらず、これが「全く新しい物語」になることのみを明らかにしている。既存シリーズのストーリーを土台にしつつ、「ゲームキャラクターへのオマージュ」を捧げる内容になるという。つまり、16年にわたるゲームのストーリーをそのままアニメ化するのではなく、別の時間軸や視点を切り開くということだ——Keybladeを握る謎のキャラクターが一体何者なのかについては、公式は正面から答えず、ファンの推測に委ねている。
長年のプレイヤーにとって、「オリジナルストーリー」という言葉はどうしても一抹の不安を覚えさせる。何しろ『Kingdom Hearts』の世界観自体、複雑さで知られているからだ。しかし今回ディズニーが強調しているのは、アニメがTetsuya Nomuraとの共同開発であるという点だ——彼はシリーズ全体のディレクターであり、キャラクターデザイナーでもある。今回もSquare Enixの元々の制作陣が参加している。Nomuraが指揮を執る以上、少なくともキャラクター解釈やアートの方向性において、アニメがゲームから大きく逸脱することはないだろう。
同時に公開されたのが『Kingdom Hearts IV』の映像で、今回披露されたシーン設定はPixarアニメ『リメンバー・ミー』(Coco)から取材したものだ。Square Enixの現在の計画では、このシリーズ最新作を2027年末にリリースする予定となっている。アニメとゲーム、2つのラインが同時に公開されたことで、D23の会場ではファンが最も気にする2つの話題が一挙に明かされた形だ。ただし両者の具体的な発売時期について、ディズニーはまだ明確な日付を示していない。






