スポンジ・ボブがルフィの麦わら帽子をかぶり、あの赤いジャケットを羽織って、両腕をゴムのように前へ突き出し、お馴染みの戦闘ポーズを決める――このキービジュアルは一見ジョークのようだが、実は『ONE PIECE』公式が正式発表した次のマクドナルドコラボのメインビジュアルだ。さらに注目したいのは背景。あの海賊船、実はビキニタウンのパイナップルの家を改造したもので、帆の真ん中には骨のような手足が生えたHappy Mealの箱がぶら下がっている。3つの世界を無理やり1枚に詰め込んだその違和感こそが、逆に見どころになっている。
これは『ONE PIECE』とニコロデオンの人気アニメ『スポンジ・ボブ』が初めて手を組むHappy Meal企画で、2026年8月から順次、全世界66の国・地域で展開される予定だ。公式発表のリストはアメリカ大陸、ヨーロッパ、アジア、オセアニアにまたがっており、アジアでは中国、香港、韓国、インドネシア、シンガポール、タイ、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシアが対象。その他の市場にはアメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、ブラジルなどが含まれる。66市場・4大陸同時展開というだけあって、規模はかなり大きい。

だが本当に興味深いのは、対象から外れた地域だ。『ONE PIECE』の公式アカウントは告知の中でわざわざ「日本での展開予定はありません」と明記している――尾田栄一郎氏が生み出した、日本の国民的作品ともいえるこの作品が、まさか自国市場では展開されないというのだ。台湾も現時点で発表リストに含まれておらず、今後追加されるかどうかは未知数だ。66カ国にまたがる大型コラボ企画でありながら、本家と近隣市場が揃って対象外というのは、ルフィの麦わら帽子をスポンジ・ボブがかぶっている以上に、なんとも興味をそそる話だ。
現時点で公開されているのはこのキービジュアルのみで、メニュー内容やパッケージデザイン、おもちゃ、価格についてはまだ詳細情報はない。ルフィ、ナミ、ゾロといったキャラクターが『スポンジ・ボブ』のビキニタウン住民風の姿で登場するのか、それとも逆にパトリックやイカルドが麦わらの一味に加わるのか――各国のマクドナルドから続報が出るのを待つしかない。






