「Candy's cut with fentanyl that nobody wants」――このフレーズがサビの直前に登場する。Mileyはそれを隠すことなく、ナイトクラブの最も生々しい部分を歌詞にそのまま書き込んだ。新曲〈Bass Persuades〉は9月18日にリリース予定の同名アルバムのタイトル曲であり、country、hip-hopを経て今に至る彼女のキャリアの中でも、これほど冷たく率直な歌詞を書いたのは初めてだ。
MVはMert Alasが監督し、Mileyがだだっ広く夜の闇に包まれた場所で踊る様子を映し出す。周りにはレザーを身にまとったダンサーたちが取り囲む。振り付けの比重が非常に高く、映像全体を通して余計なストーリー性のあるカットはほとんど見られない。ただ身体、リズム、そしてほとんど麻痺したような雰囲気だけが淡々と進んでいく。歌詞の中にはもう一節「If we ain't moving, baby, baby, why are we here?」があり、これが曲全体の感情をひとつの問いに集約させている――祝祭ではなく、押し流されるように過ぎていく夜だ。






