273%――これは韓国の暗号資産取引所Upbitで最近見られた取引量の増加率だ。数字自体すでに目を引くが、本当に立ち止まって考えるべきは、あるアナリストによるこの資金の流れに対する読み解きである。
The Blockの報道によると、当該アナリストは、韓国マネーが緩やかに暗号資産市場へと回帰しつつあるものの、こうした投資家層の行動パターンは「return-chasing」(リターン追求)であって「asset-loyal」(資産への忠誠)ではないと指摘している。言い換えれば、資金がどこへ流れるかは、その時々のリターン率の高さで決まるのであって、特定のコインや特定の信仰に賭けているわけではないということだ。
この区別は言葉遊びのように聞こえるかもしれないが、実際には韓国の個人投資家が長らく指摘されてきた特徴を的確に突いている。つまり、出入りのスピードが速く、ナラティブに対して敏感に反応し、単一の資産に固執しないという点だ。韓国最大の取引量を誇るプラットフォームであるUpbitにおいて、取引量の急増自体が資金の再活性化を示すシグナルであるのは間違いないが、アナリストの補足説明は、この盛り上がりを特定のコインや市場全体に対する長期的な強気シグナルと早合点しないよう、外部に釘を刺したものと言えるだろう。
現時点で公開されている情報では、273%という増加率がどの期間を基準に算出されたものかは明らかにされておらず、当該アナリストの身元や所属機関についても明かされていない。これらの詳細は今後の報道による補足が待たれる。






