日曜夜のMountain Stage、Wolf Aliceの演奏が半ばに差し掛かったところで、Anna CalviとDove Ellisがステージに姿を現した。バンドにとってGreen Man初出演となったこの日は、奇しくも『The Clearing』発売からちょうど1年の節目でもあった。
8月23日のこの公演では、4人組がまず2人のゲストと共に「Sunday Light」を合唱した。この曲はWar Childのチャリティーアルバム『Help(2)』収録曲で、オリジナルにはEllie RowsellとDove Ellisに加え、Anna CalviとNilüfer Yanyaも参加している。プロデューサーのJames Fordは以前NMEに対し、この曲の制作過程について語り、Calviが「重なり合う複数のボーカル」による効果を求めていたと説明。「みんなでコラボレーションの精神を推し進めていた感じで、誰が一緒に『唸る』かを見極めていくような作業だった。重くて悲しい、まるで葬送行進曲のような曲だけど、本当に美しいんだ」と振り返っている。
「Sunday Light」を歌い終えると、4人は続けてMazzy Starの「Fade Into You」をカバー。その場の映像はその後SNS上で拡散された。
この夜のセットリストには「Bros」「Don't Delete The Kisses」「Moaning Lisa Smile」「Giant Peach」など、バンドの各時代を代表する楽曲も並んだ。『The Clearing』はWolf Aliceにとって2作目となる全英アルバムチャート1位作品であり、バンド史上4度目のMercury Prizeノミネート、そしてBRIT Award受賞にもつながった。ベーシストのTheo Ellisは以前この作品について、「このアルバムを作るのは挑戦だったし、ライブで演奏するのが難しい部分もある。同じ場所に留まらず、こうして成長できるのは本当に良い感覚だ。僕らは常に自分たちを前に進めようとしていて、これらの曲を演奏するたびに、まだ突き詰められる余地があると感じている」と語っていた。
今年に入ってからは、Wolf AliceはロンドンのFinsbury Parkで大規模な凱旋公演も開催しており、NMEも現地取材のうえ五つ星評価を送っている。バンドは今後、Olivia Rodrigoの「Unraveled Tour」北米公演のオープニングアクトとして参加予定で、The Last Dinner Party、Devon Again、Die Spitz、Grace Ivesらも同行する。