柴田文江がオーストラリアのEcoSmart Fireのためにデザインしたバイオエタノール暖炉「Halo」が、2026年10月17日に日本で発売された。重厚な炉台ではなく、中央のバーナーを曲面ガラスで囲み、脚や下部の空間を通して向こうが見える。本物の燃焼による炎であり、照明による演出ではない。透明な姿だからといって、屋内の使用条件を省けるわけではない。
色はWasabi、Snow、Stainless Steelの3種類。日本公式販売ページの価格は税抜560,000円、税込616,000円となっている。ガラスの形は共通で、環状の本体に色を集める。緑は植物や布とつながり、白と金属は炎を視覚の中心へ導きやすい。これは配色や写真から読める効果であり、色によって燃焼性能が異なるという意味ではない。
Stainless Steelの接写。環状バーナー、曲面ガラス、細い脚が見える。
Wasabiは緑の環状本体と透明な外装を組み合わせる。透明な外装が暖炉の存在感を変える
高さは約70.8cm。曲面ガラスが下方へ延び、バーナーとの間には開口を設ける。壁に組み込まれた炉口とは異なり、複数方向から見られる独立したオブジェのような姿だ。公式写真ではソファや椅子、窓辺の植物の間に置かれ、細い脚と透明な外装が視線を遮りにくい。ただし写真の配置は自由な設置を認めるものではなく、実際の離隔距離は説明書の確認が必要となる。
Snowも同じ曲面ガラス構造を採用する。
Stainless Steelは金属の環とガラスの対比を見せる。内部には容量2.5LのAB3バーナーを採用し、公式値は燃焼時間約8時間、最大熱出力1.7kW。実際の燃焼は使用条件によって変わる。燃料は指定のe-NRGを使用する。煙突不要と換気不要は同義ではなく、どんな広さの部屋にも適するわけではない。家全体を暖めると決めつけず、本物の火を持つ室内のデザインとして考えたい。
東京「FIRESIDE STORY」はいつまで?
東京ショールームでは、mountain morningとの協働による『Halo, Interior Styling Exhibition FIRESIDE STORY』を開催中。空間のスタイリングは作原文子が担当する。会期は10月17日から11月30日、営業時間は日本時間11時から19時、住所は東京都港区南青山2-31-6の1階だ。すでに開いている展示であり、未完成の新店舗ではない。
ショールームでは椅子やテーブル、日光とHaloを構成。11月4日水曜日18時から19時30分には、作原文子と写真家の木寺紀雄、今津聡子によるトークも予定する。同じ物をスタイリングと撮影の両面から考え、炎、ガラスの反射、窓からの光が空間の重心をどう動かすかに目を向ける機会となる。参加方法や席数は主催者への確認が必要で、公開情報だけで無料や予約不要とは判断できない。
購入前は設置と納期を確認
公式ページは注文から約1か月以上を目安とし、輸入在庫の状況によってはさらに時間を要する。展示品があることと即納は別だ。購入前には換気、家具との距離、燃料の準備を確認し、説明書に従って給油や移動前に消火して十分冷却する必要がある。燃焼中や高温時に燃料を加えてはいけない。色と価格はHalo日本公式製品ページで確認し、美しい写真だけでなく実際の部屋の条件から検討したい。