台北市大安区の二本松しゃぶしゃぶは、秋の食卓の主役に北海道産ウニを据えた。期間限定のウニと近江牛の2人用コースでは、ウニ1箱を前菜、炙り肉巻き、揚げ物、鍋、米料理、デザートに配し、全7品に仕立てる。料金は2人で9,880台湾ドルにサービス料10%を加え、合計10,868台湾ドル。1人当たり5,434台湾ドルという金額は2人で分担した場合の目安で、1人分のコースとして別売りされるわけではない。
北海道産ウニを1箱で見せ、2人用コースの各料理に配する。ウニ1箱をどう7品に展開する?
見どころは、ウニとほかの食材の割合、温度、調理方法が変化していく構成だ。最初の「秋梨、海ぶどう、ウニの豆腐」は、きめ細かな豆腐にウニを重ね、秋梨、海ぶどう、酢のジュレを添える。果物、海藻、大豆製品による軽やかな組み合わせから始まる。続く「剝皮辣椒とF1和牛のウニ巻き」は、日本産F1和牛の薄切りで皮をむいたトウガラシの漬物、ウニ、キャビアを巻き、三温糖を振って卓上で炙る。
最初の豆腐料理は、ウニ、秋梨、海ぶどう、酢のジュレを組み合わせる。
卓上で作るF1和牛巻きにはウニとキャビアを合わせる。後半の近江牛とは異なる牛肉を使う。ここで注意したいのは、コースの和牛がすべて同じ種類ではないこと。肉巻きにはF1和牛と記され、後半の主菜と米料理では近江牛が主役になる。全品が近江牛、あるいはすべてA5と捉えることはできない。3品目の「紫蘇ウニ揚げ」は、ウニを紫蘇の葉で包んで天ぷらにし、昆布塩を添える。前の皿の炙った砂糖とは異なり、こちらは衣と葉が外側の層をつくる。
ウニを包んだ紫蘇の揚げ物を木製の台に載せる。豆乳鍋、月見だれ、酢飯の役割
鍋料理の「北海道ウニ豆乳鍋と海鮮盛り合わせ」は、昆布だし、北海道の豆乳、白味噌、すりたてのウニを合わせる。海鮮にはホタテ、アワビ、旬の魚、ハマグリなどが含まれ、スタッフが卓上で順番にしゃぶしゃぶする。ウニは魚介の上に最後に載せるだけではなく、スープの一部になる。豆乳と味噌が加わる点も、澄んだ昆布だしの鍋とは異なる。
海鮮盛り合わせには貝、ホタテ、魚の切り身が見える。実際の内容は当日の入荷による。近江牛には別仕立ての「ウニ月見だれ」を合わせる。ウニ、生食用卵、刻みネギ、おろしニンニク、大根おろし、ポン酢を混ぜ、鍋で火を通した牛肉をつけて食べる。米料理の「近江牛、エビ、ウニの釜酢飯」は、日本米に特製の卵入り醤油酢を混ぜ、炙った和牛の角切り、漬けたエビ、ウニ、イクラ、生卵黄を重ねる。肉をしゃぶしゃぶする、たれを別に調える、ご飯と混ぜるという形で、同じ海と陸の食材に異なる食べ方を設けている。
しゃぶしゃぶした和牛に合わせるウニ月見だれに、石鉢の中で卵を加える。
釜酢飯にウニ、エビ、イクラ、卵黄を並べる。2人用の料金、住所、予約方法
締めは「北海道ミルクアイスクリームとウニ海塩最中」。ミルクアイス、ウニ、海塩でデザートまでテーマをつなぐ。この7品は、ひと続きのコースとして確認したい。通常の単品料理や店の名物デザートが自動的に含まれるわけではない。固定の終了日は公表されていないため、会食を計画する際は希望日に提供されるか確認を。秋限定という表記だけで、季節中いつでも当日注文できるとは考えないほうがよい。
所在地は台北市大安区瑞安街118号、電話は02-2708-6835。現在の掲載営業時間は毎日12:00〜14:30、17:30〜22:30で、火曜日も営業する。公式予約案内では、北海道ウニの2人用コースは事前に電話予約が必要と明記されている。ネットで席を確保しても、このコースは別途店舗に確認する必要がある。オンライン予約には1人500台湾ドルのクレジットカードによるデポジット登録とキャンセル規定もあるため、予約前に読み、2人の予算と日程を固めたい。