Magnum Photosの「Fact/Fiction」Square Print Saleが2026年10月26日に始まった。公式セレクションは75点で、販売は11月1日まで。ドキュメンタリー、錯視、物語を感じさせる写真を並べ、目に見えるものと理解の間に写真がどう存在するのかを問いかける。6×6インチの額装なしプリントは110米ドルから。一部作品には初めて9×9インチが加わった。小さなフォーマットから写真作品に触れる機会だが、すべてが同じ仕様ではない。
実際の街角が、なぜフィクションに見える?
Bruce Davidsonが1960年にロンドンで撮った写真では、車窓の中に男女、街路、車内の空間が重なる。ガラスの手前にあるものと反射したものを見分けて初めて、関係が少しずつ見えてくる。Guy Le Querrecによる1978年のフランス・オーレーの結婚式は、さらに判断を揺らす。三つ子の姉妹の結婚式で、似た花嫁は単なる鏡像ではない。背景を知ってからガラスと人々を見直すと、最初の確信がほどけていく。
1978年、フランス・オーレーでの三つ子姉妹の結婚式。ガラスと人々が花嫁の位置を複雑に見せる。
Susan Meiselasが1970〜1971年に米マサチューセッツ州ケンブリッジで制作したセルフポートレートでは、木の椅子のそばに半透明の人物が残り、鉢植えや床とともに静かで不安定な室内を作る。Constantine Manosの2005年のニューヨークのピザ店の写真は、赤い文字、ガラス、若い女性を重ねて距離を生む。真実か虚構かは、出来事が実在したかという二択にとどまらない。見る位置や光、画像が情報を組み立てる方法にも関わる。