上海に長く暮らしていれば分かるだろう、外灘の屋上テラスに景色は事欠かないが、「ぴったりの客層」はなかなか見つからない。Skyline Domeが求めているのは、ワインを一本頼むことを厭わず、時には葉巻を燻らせ、踊るにしても節度をわきまえている——早い話が、Bar Rougeを懐かしみつつも、もう一晩中はしゃぐ年齢ではなくなった人たちだ。

この新しくオープンした屋上バーは延安東路の角に位置し、姉妹店The Domeの上階、6階にある。複数層のテラスが外灘の夜景をいくつもの角度に切り分けて見せてくれる。屋内には屋根付きのカクテルラウンジやボックス席のほか、10人まで収容できるプライベートドームルームもあり、誕生日会や少人数の集まりにぴったりだ。週末には固定でDJタイムがあり、雰囲気は上品で、苦情が来るような騒がしさとは無縁だ。

料理は階下のThe Domeのシェフ、寺田氏が統括し、串焼きと寿司を組み合わせた構成。量は多くないが、一つ一つがしっかりと作り込まれている。この日の目玉は季節の握り寿司盛り合わせ(六貫318元)で、切り付けが大胆で鮮度も申し分ない。中でもマグロは数日前にThe Domeで行われたマグロ解体ショーから取ったもので、脂ののりが見事だ。盛り合わせには他にも白身魚、鮭とキャビアの組み合わせ、小口ネギを添えたイクラ、甘エビ、そして味付けご飯の上に盛られたウニも入っており、量に関しても気前が良い。

その他の寿司単品もおすすめだ。和牛辛味噌巻き(268元)は、脂ののった和牛でシャリを包んだもので、まず外れがない。エビフライのカリフォルニアロール(188元)には、やや辛めの「ダイナマイト」ソースがかかっており、より個性の強い味わいだ。串焼きでは、定番のネギ塩鶏もも肉(78元)に照り焼きソースが塗られ、ジューシーさが際立つ。鶏皮(68元)はパリッと香ばしく焼き上げられ、同じく照り焼き仕立て。鶏つくね(58元)はふわりとした食感で、鶏レバー(98元)は濃い味を好む通向けの選択肢だ。しかし本当に印象に残るのは、焼き雛鳩の脚(128元)——一口噛めば肉汁があふれ、火加減が見事に決まっている。

ドリンクメニューでは、マスタード・ブラッディメアリー(168元)がこの店ならではのアレンジ版として看板を張っている。マスタードの辛さは絶妙な塩梅で、もとのトマトの旨味を消してしまうことはない。店おすすめの日本酒「盤水一献 純米大吟醸 北錦」(300ml入り458元)は、口当たりが繊細で酸味も爽やかだ。ハウスワインはグラス98元、ボトル558元と、外灘の相場からすればなかなか良心的な価格設定。グレードアップしたい場合は、シャンパンの品揃えも豊富に揃っている。

さらに、Skyline Domeでは6種類のフレーバーの水煙(シーシャ)も提供しており、268元から楽しめる。葉巻を持参していない客も心配は無用で、店内には専用の葉巻キャビネットが設けられており、入門編のMontecristoから上級者向けのH. Upmannまで揃っている。夜景を肴に本格的な葉巻を一服したい人にも、長居する理由を与えてくれるはずだ。

現在、読者にはカクテルまたはノンアルコール飲料1杯無料の特典が用意されている。お一人様1杯限り、別途注文が必要。詳細は店舗発表のキャンペーンページをご確認いただきたい。






