この会食のポイントは誰がシェフを務めるかではなく、酒がどう構成されているかにある。9月12日、台北「Les Tables par Réel」の6コースディナーでは、Tesseronコニャックはデザートだけの脇役ではない。序盤のフォアグラのカスタードプリンとComposition コニャックの組み合わせから、締めのコニャック風味バーバケーキまで、コニャックの香りが全編を貫く。メインの牛フィレ肉には、Château Pontet-Canetの2002年と2017年、2つのヴィンテージが並んで登場し、同じ格付けシャトーの15年の時を隔てた違いを一度に比較できる仕掛けになっている。


腕を振るうのは、シンガポール「Les Ducs」のシェフLouisと台北「Les Tables par Réel」のシェフRaven。二人による四手連弾は今回が初めて。メニューの流れは明快で、まずヒヨコ豆のクラッカーとSturiaキャビアで食欲を刺激し、続いて香煎エビ、24ヶ月熟成コンテチーズのスフレ、ヴォロヴァン仕立ての鶏肉と野生キノコが層を成す。メインこそがヴァーティカル・テイスティングの見せ場であり、デザートはコニャックで締めくくることで、全体のロジックを原点に回帰させている。
コニャックのラインナップは想像以上に豊富で、当日はTesseron Composition Royaleを使ったカクテル、Composition VSOP、Lot No.90、Lot No.76、さらにクラシックなサイドカーも1杯用意される。すっきりしたものから濃厚なものまでカバーする構成だ。Le ComptoirのチーズやEvianとの組み合わせもコラボレーションの一部で、会全体を完成度の高いものにしている。


ランチ12:30、ディナー18:30の各回18席限定で、台湾全体でわずか36席のみ。通常価格は1名NT$5,280だが、8月21日までに予約完了すると早割価格NT$4,800で利用可能。会場は台北市大同区永樂里貴德街75-2號1樓。予約は公式サイトから。飲酒運転は絶対にしない、飲みすぎは健康を害します。






