VESA 400 × 400と聞くと、また覚えなければいけないテレビの規格が増えたように感じるかもしれないが、実はこれは単純な2つの数字にすぎない。テレビ背面のネジ穴同士の間隔を、ミリメートル単位で表したものだ。VESAとはVideo Electronics Standards Associationの略で、この団体が定めた穴間隔の規格によって、テレビと壁掛け金具の間に共通の「言語」が生まれた。ただし「VESAマウント」という言葉自体は特定の形状の金具を指すのではなく、これらの標準的な穴間隔に対応した壁掛け金具全般を指す総称にすぎない。

テレビの背面を見ると、ネジ穴が正方形または長方形に配置されているのが分かる。VESAの数字は、1桁目が水平方向の間隔、2桁目が垂直方向の間隔を表す。400 × 200のテレビなら、ネジ穴は左右に400mm、上下に200mm離れている。200 × 200なら四辺すべてが200mmということだ。この数字は画面解像度や画面サイズとは全く関係がない——大型テレビほど間隔の大きい規格が使われる傾向はあるものの、逆に画面サイズから穴間隔を推測することはできない。正確を期すなら、必ず該当機種の仕様を確認する必要がある。

自分のテレビのVESA穴間隔を調べる最も確実な方法は、テレビの取扱説明書やメーカー公式サポートページに記載された壁掛け仕様を確認することだ。メーカーは通常、ミリメートル単位の穴間隔をそのまま表記している。仕様が見つからない場合は、自分で採寸するという手もある。あるネジ穴の中心から、対応する別のネジ穴の中心までを、水平方向・垂直方向それぞれ1回ずつ測り、「水平×垂直」のミリメートル数値として記録する。こうすれば壁掛け金具の仕様表とそのまま照合できる。








