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ソウルの会館を光のインターフェースに:lightchaser《CONNECT : 서원》が窓枠と煉瓦で紡ぐ物語

10月16~18日にソウル岩寺洞で披露された建築投影作品。窓枠や各地の建築文様、現場までの制作を通し、地域の会館を作品の一部にした方法を振り返る。

ソウルの会館を光のインターフェースに:lightchaser《CONNECT : 서원》が窓枠と煉瓦で紡ぐ物語

地域の会館は、どのようにメディアアートの主役になるのだろう。韓国のlightchaserは、ソウル江東区岩寺洞で《CONNECT : 서원》を発表し、Seowon Village Hallの窓枠、煉瓦壁、屋根の輪郭を投影に取り込んだ。作品の実演は2026年10月16~18日に行われ、チームは22日に制作事例を公開した。短い光の介入は、地域の日常を支える建築の細部を映像の中心に戻し、毎日通り過ぎる建物を作品が読み直すきっかけになれるかと問いかける。

Seowon Village Hallの既存の窓枠、煉瓦、看板を取り込む多色の投影。
Seowon Village Hallの既存の窓枠、煉瓦、看板を取り込む多色の投影。

建築が映像のリズムを決める

物語は窓からの光で始まり、人のシルエットが徐々に現れ、煉瓦、看板、窓、屋根へと広がる。これらの部材は画面転換を組み立てる基準になる。幾何学的な線が既存のファサードに沿って展開すると、観客は実際の会館と、光で生まれる別の表面を同時に見る。見慣れた入口、2階のガラス、軒も、一つ一つの場面を認識する座標となった。

平らなスクリーンへの上映との違いは、内容が建物の比率や素材、開口部の配置に応答する点にある。同じ映像を別の建物へ移せば、合わせていた線や物語の節目は成立しないかもしれない。この事例で「サイトスペシフィック」を考えると、明るさだけでなく、この場所だから映像が意味を持つという関係が重要になる。窓が見るための起点となり、立面全体が少しずつ加わる。建物は単なる巨大な再生面ではない。

一つの立面で出会う各地の建築文様

《CONNECT : 서원》は韓国、フランス、モロッコ、日本、東南アジアなどの建築文様を使い、異なる形が会館の正面に順に現れ、重なっていく。会館が別の様式に改築されたという意味ではなく、仮の光を通じて、地域の日常の場所をより広い文化の対話へ置く試みだ。最後には人々が手をつなぐ姿が現れ、文化と文化、人と人の「つながり」という主題を結ぶ。

会館の立面に映る各地の建築文様を見る観客。
会館の立面に映る各地の建築文様を見る観客。

チームが提供した現場写真では、オレンジ色の煉瓦、青と白の幾何学模様、異なる文様が同じ窓枠に沿って変わり、会館の既存の看板も判別できる。観客は建物前の通りにいる。都市デザインの視点で考えたいのは、その見る位置だ。作品は日常の移動経路上にあり、正式な展示室へ入らなくても、地域の建物を通り過ぎる時間の中で芸術との出会いが生まれる。

映像制作から現場全体の統合へ

lightchaserは作業工程を空間分析、内容の企画制作、技術設計、現場運用に分け、空間スキャン、投射面分析、マッピング用素材、機材構成、作り手との調整を含めている。これらの工程から、建築投影が動画を一本納品するだけではないことが分かる。現場の視角、投射できる範囲、建物の細部が、内容の見え方に影響する。デザイン、技術、地域の使われ方を一つの制作課題に入れた点にも、この事例の価値がある。

作品が参加した2026 K国際アートフェスティバルのテーマは「都市が美術館になる」。全体の会期は10月16~25日で、Seowon Village Hall Galleryと岩寺洞周辺を会場とし、開幕行事は17日17:00に行われた。K-Art & Cultureが主催し、ソウル市、江東区、地域運営委員会が支援した。全体の会期と、投影実演の16~18日は別の日程だ。この写真に立ち返ると、面白いのは全建物をスクリーンにする発想より、窓、壁、住民の暮らしをまず認識し、光の入り方を考える姿勢なのである。

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