
ビーツ、レンズ豆、ひよこ豆、レッドキドニービーンズ、オーツ麦、香ばしく炒めたきのこを混ぜ合わせたパティを鉄板に乗せ、力強く「スマッシュ」して焦げ目のある表面とジューシーな中身に仕上げ、その上にチェダーチーズを2枚重ねる――これがパリのストリートバーガー店Mannieの看板メニュー「Double Cheese」(12.90ユーロ)だ。中身には肉も魚も一切使われておらず、大豆ミートのような代替肉も入っていない。

Mannieは2024年8月、パリ1区のコキリエール通り32番地にオープンし、「Street food, plant powered」というコンセプトを掲げる。メニューはバーガーを中心に、カリフラワーのフリッターバーガーや、丸ごと1個のナスを主役にした一皿なども揃うが、動物性たんぱく質は一切使わず、市場に出回っている一般的な植物肉もあえて避けている。

肉の代役ではなく、肉の技法を借りる

共同創業者のカネル・ブリュヌリエール氏(Kanel Brunelière)は「私たちが目指しているのは肉の複製品ではありません」と語る。ロースト、グリル、ソースがけといった、本来は肉料理に使われる技法を野菜に取り入れることで、「野菜本来の美味しさを最大限に引き出す」のだと説明する。






