Foodie Hong Kong編集長のRubin Verebesは、自身のコラムでこう指摘する。西洋が罵る小皿料理と、アジア人が何百年も食べてきた小皿料理は、まったく別物だというのだ。米国のコメディアンAlex Falconeは小皿料理を「典型的な詐欺」と呼び、ニューヨークのクリエイターRheaとNickはマンハッタンが「小皿化」されつつあることを憂慮し、モントリオールの文化誌Cult MTLは2019年の記事〈To hell with small plates〉で、この「シェア」文化はまったくのナンセンスだと非難した。これらの声には共通点がある——彼らが指しているのは、イタリアのチケッティ、スペインのタパス、ギリシャ、フレンチ、そして「偽地中海風」レストランのあの様式だ。友人とオレンジワインを飲みながら、レバント風ディップを七種類、シェフが「架空の祖母」から伝わったレシピだと語る料理を、元は雑貨店街だったエリアに開いた店で食べる、というものだ。Verebesはこれを、もともと温暖な気候と共食の伝統を持つ料理系統を「モダナイズ」する過程で、文化そのものが失われていく現象だと表現している。